mkアンテナブログ
体幹・軸
2021-06-30
カテゴリ:体操,ヨガ,子供
ブログ御覧下さりありがとうございます。
子供の体操指導をしていて、最近特に感じること。
それは、【逆立ちができない】子が多いということ
もちろん、一人で立つなんて難しい事は求めていない。
少し前だったら、壁に向かって蹴り上げて、もし蹴りが弱かったら
手伝ってあげて、とにかく足が壁に着いたら多少変な形でも
止まれていたのが、最近はずっと支えてあげないと崩れ落ちてきてしまう。
蹴り上げてからの壁倒立が難しくても、壁に対して後ろ向きに用意して
手を床について壁に足をつける逆立ちならまあまあできていたはずなのに、
それすらできない子が今は少なくない。
昨日のTFコースのミニトラの練習で飛び込み前転を行なった時
高さは出ていたが、空中で風に煽られたかのようにバランスを崩した子がいて
ヒヤッとした。
倒立姿勢では体幹を意識する声かけをしつこく行って、段々と軸ができてくると
補助している感覚が変わってくる。
そうなると不安定な空中姿勢や移動時(走り等)の手足の動きが良くなる。
空中でバランスを崩した先程の彼女は、まだまだしめが緩い・・・。
子供だけじゃなく、大人も年齢と共に体幹が弱くなることで
四肢の動きがスムーズに行かなくなったり、バランスを崩しやすくなる。
中と外の筋肉バランスが悪いままでの速い動きは故障につながる。
骨を動かす筋肉のトレーニングの前に、骨を支える筋肉の意識が大切。
ふにゃふにゃな身体で跳び箱は危険。
身体が本能的にブレーキをかけてくれる。
だから、いろんな動きを体験して軸がしっかりしてくると
自然とブレーキが外れて跳べるようになる。
それを大人(親)が待てるかどうか・・・?